野に咲く金の鈴

雑草記-コキンレイカ01
雑草記-コキンレイカ02
雑草記15 野反湖 コキンレイカ 近畿地方以北に分布する多年草。 乾燥した岩場や尾根筋などで生育する。 漢字では「小金鈴花」と書く。 小さな金色の鈴のような花・・・いう意味だろうか。よく姿をいい現している名前である。 「オミナエシ」に非常に似ているため、「ハクサンオミナエシ(白山女郎花)とも呼ばれる。 他に「コキンレイカ」と似ているのが「キンレイカ(金鈴花)」。 どれもオミナエシ科オミナエシ属である。 それぞれの見分けは花冠の基部にある『距」(花びらや萼の付け根にある突起部分。内部に蜜腺を持つ部分)によって出来るらしい。 『オミナエシ」にはこの『距」がなく、『キンレイカ」はこの『距」が2~3mmほどある。 「コキンレイカ」はこの『距」は非常に短い。 また、おもに「コキンレイカ」は日本海側に分布の中心があり、『キンレイカ」は太平洋側に分布し、 棲み分けがあるらしい。 花期は7~8月で丁度花の盛りの時期だったようだ。 小さく目立たないが、整った綺麗な花だった。
  • 2007.09.11 | 
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タデ科なのにソバ?

雑草記-ミゾソバ01
雑草記-ミゾソバ02
雑草記14 野反湖 ミゾソバ 日本全土の小川や湖岸など山野の水辺に生育する1年草。 ゴミの多い河原など肥沃でやや富栄養な場所に生育し、畦や、水田「用水路などで群生し可愛い小さな花を茎頂にまとめて咲かせる。 可愛い花を咲かせる割には茎に下向きのトゲがあり、この草の繁殖場所で裸足で水遊びをするとちょっといたい思いをする。 この「ミゾソバ」の花も花弁に見えるところは『萼」であり、花弁はない。 これは「タデ科」の植物の特徴らしい。 「タデ科」植物はどれも花の感じが似ている。生命力旺盛で他を枯らすほど茂る者も多い。 和名は溝に生育し、葉がソバに似ているので「溝蕎麦」。 葉の形が牛の顔に似ている事から別名「うしのひたい」とも呼ばれる。 花期は8月から10月。秋には金平糖のような花をたくさん群れて咲く。 水辺に近い道路の側溝脇で見かけた。
  • 2007.09.10 | 
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自分の個性は・・・

雑草記-ヤナギラン01
雑草記-ヤナギラン02
雑草記13 野反湖 チダケサシ 本州、四国、九州に分布する多年草。 やや湿った山野、林縁、草原などで生育する。 花期は7~8月。地下に太い根茎を持ち、高さ1mほどの花茎を出し、その先端にうす桃色の泡立つような小さな花を多数つける。 「乳茸刺」と書く。由来は、茎が細くて硬く、「乳茸」という食用キノコを採った時にこの草の茎に刺して持ち帰った事から命名されている。 草花ではこう言う命名のされかたしたモノが時々ある。 草花のの特徴とは関係なく、生活の中での利用法から名前がついている。 「乳茸」というキノコがなかったら何と言う名前が付いていたのだろう。 ちなみに学名は「Astilbe microphylla 」といい、「小さな葉のチダケサシ属」。 この「Astilbe(チダケサシ属)」は、ギリシャ語の「無光沢」という語を語源とし、葉にあまり艶がないことからつけられているらしい。 和名よりいくらか学術的な命名のように感じる。 ユキノシタ科。園芸種の『アスチルベ」の仲間でもある。 少し似た感じの草花で『サラシナショウマ」などの『ショウマ」類があるが、大抵はキンポウゲ科であり、『チダケサシ」は異なる。 群生していると綺麗らしいが、駐車場脇に草原にポツンと生えているだけだった。
  • 2007.09.07 | 
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