隙間さえあれば・・・

雑草記23 タネツケバナ 水田や湿地などに生育する越年草。 が、水田も湿地もない新興住宅街の空き地の道路端や家のブロックフェンスと道路の隙間にも生えている。まさに「雑草」という感じで生命力を感じる。 北半球の温帯に広く分布する。 越年草であるこの草も、秋に発芽し、ロゼットで越冬する。 そして3月から6月頃にかけて花を咲かせる。 草花について見ていると、この「ロゼット」というのがよく出てくる。 これは「根生葉(こんせいよう)」のこと。 「根生葉(こんせいよう)」とは、根から束生したように見える葉。極めて短い茎に多数の葉が地に接して着く状態をいう。 花は4枚の花弁を十字につける。その周りに先が切れてしまったような実が上を向いて つくのが特徴。 「種漬花」。田植えのために種もみを水につける頃、満開を迎えるためこう呼ばれる。 その特徴的な種(実)から「種付花」と書くこともある。 アブラナ科、タネツケバナ属。 葉の感じが「オランダガラシ」(クレソン)に似た感じがする。 ひょっとして食用になるのだろうか・・・ でも、さすがに食べてみる勇気はわかないが・・・
雑草記-タネツケバナ01
雑草記-タネツケバナ02
  • 2008.04.14 | 
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下ネタのつもりはないのですが・・・

雑草記22 オオイヌ丿フグリ    誰もが一度は道端で目にした事があるのではないか。 そんなこの草もヨーロッパ原産の帰化植物。 明治初期の1884年頃に東京で確認され、いまでは全国に広がっている。 この草も牧野富太郎によって記録されているらしい。(http://www.makino.or.jp) 花期は、3月から5月位までと春の訪れを感じさせる草花。 しかしこの「オオイヌ丿フグリ」は越年草で、芽生えるのは実は秋。 寒い時期ほど葉を広げ、陽の光を受けて冬を越すらしい。 花はルリ色(瑠璃色)で、花弁は4枚。道端や畑のはずれで可憐に群生しているのを目にする。    面白いのはこの名前。 学名は「Veronica persica」和訳すると、「ペルシャのクワガタソウ属」 この属名の「Veronica」は、キリスト教の聖女に捧げられた名。 問題は和名。漢字で書くと「大犬陰嚢」である。そう、犬の陰嚢という名なのである。 もともと日本の在来種である「いぬのふぐり」いう淡い紫色の花をつける草がありそれよりも少し大きな花をつけるため「大犬」である。 由来はその小さく目立たない果実の形。 丸みのある腎臓形のこの実の形が犬の「フグリ」(陰嚢)に似ていたからという事らしい。 昔の植物学者の想像力の逞しさには驚かされる。 この学名と和名のギャップはなんなのであろう。 他にも「タチイヌ丿フグリ」「コゴメイヌ丿フグリ」(小米犬のふぐり)というモノまである。 ゴマノハグサ科クワガタソウ属    余談ではあるが、このゴマノハグサ科クワガタソウ属には「ミヤマクワガタ」という名の草花がある。
雑草記-オオイヌノフグリ01
雑草記-オオイヌノフグリ02
  • 2008.04.10 | 
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道端は食べ物の宝庫。

雑草記21 オランダガラシ これも食べられる草。 「オランダガラシ」。この名前より、「クレソン」と言った方が通りがいいだろう。 洋食屋さんでよく見かけると思うのだが、そう、ハンバーグステーキの付け合わせに付いて来る、あの少し辛みのある葉っぱである。 あれが、こんな公園の小さな川に群生している。 和名は「オランダガラシ」。他にも「ミズガラシ」「ツマガラシ」「ヤオヤガラシ」とも呼ばれるらしい。 これまた帰化植物。明治の初期にヨーロッパから食用として導入された。 これが繁殖力の強さから各地で野生化し、広がった。 この草は、茎が中空で水に浮かび伸びる。水中に伸びた茎から発根して大きな群落を成す。 水温の低い清流でよく繁茂するといわれているが、公園の小川の水質でも十分繁茂している。 花は白く小さく可憐である。 この「クレソン」、菜の花と同じ「アブラナ科」。 たしか、「ナズナ」も「アブラナ科」。以外と「アブラナ科」の草は多い。
雑草記-クレソン01
雑草記-クレソン02
  • 2008.04.05 | 
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