モビールの様な・・・

雑草記28. ツリフネソウ これも「那須のアトリエ」の庭に咲いていた。 北海道から九州まで広く分布する1年草 名前の由来は見ての通り、花の形とつき方が帆掛け船を吊り下げたようなので「釣船草」 花の「船」部分の後ろの方へ突出た部分は渦を巻いている。この部分を「距(きょ)」というらしいが、ここに蜜を貯めている。 茎がやや赤味を帯び、節が膨らんでいる。葉は菱形の楕円型で先は尖り縁には鋸歯がある。 ツリフネソウ科のツリフネソウ属。聞き慣れない科名だが「ホウセンカ」も このツリフネソウ科である。 この草花は庭のところどころに群生していた。 花の形は捉えにくく、花びらはシワシワであまり綺麗に見えないが、 よく見ると上から吊られるように花がつき、とても面白い形をしていた。 昔よく見た「モビール」を思い出した。
雑草記-ツリフネソウ01
雑草記-ツリフネソウ02
雑草記-ツリフネソウ03
  • 2008.09.22 | 
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毒でもありそうな・・・

雑草記27 ホトトギス 鳥と同じ名前を持つ植物はいくつかあるが、これもそのひとつ。 和名は「杜鵑」で「ホトトギス」と読み、鳥の「不如帰」とは異なるが花被片にある斑点をホトトギスの胸にある斑点になぞらえてつけられたということらしい。 「ユリ科ホトトギス属」で、日本には12種分布し、うち10種は日本の固有者とのこと。 かなり特徴的な花の形と色をしていて「ユリ科」とは思えないし、毒々しささえ感じてしまう。 雑草を調べていると非常に外来種が多い中で久しぶりに見る在来種のような気がする。 産地の半日陰や湿り気のある崖などに生える多年草らしいが、これは以前設計した「那須のアトリエ」という写真家の別荘にこの連休中に遊びに行かせてもらったおりに自然のままにしている庭で見かけた。 湿気の多いところではあるが、平地の陽当たりのいいところだったので咲いていた。 花期は8月~10月、北(西南部)、本州(関東以西)、四国、九州の 山地で生育する。
雑草記-ホトトギス01
雑草記-ホトトギス02
  • 2008.09.17 | 
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いつからキリンは日本にいたのだろう・・・

雑草記26. アキノキリンソウ 日本全土と朝鮮などにも生育する多年草。 陽当りのよい山地、土手、ススキ原、路傍、河原、雑木林やブナ林の林縁といたるところで見かける。 乾燥地を好むようだがやせ地から肥沃地まで適応力に富む。 分布域も照葉林域から夏緑林域まで広域にわたる。 和名は「秋麒麟草」と書き、「秋に咲く麒麟草」の意であり、花が美しい『ベンケイソウ科のキリンソウ」にたとえたものらしい。 別名を『アワダチソウ」といい、花が泡立つように咲いているからである。 これはキク科アキノキリンソウ属。 同属の帰化植物に『セイタカアワダチソウ」がある。(雑草記17参照) この「アキノキリンソウ」は薬草でもある。 花の時期の茎から上を採り、水洗いして日干しし、煎じて風邪の頭痛や、 のどの腫れの痛み、腫れ物の解毒に利用されるらしい。 食用にも適し、若苗の葉を揚物にしたり、塩ゆでしておひたしや胡麻和えなどにする。 色々と有用で生活に入り込んでいた草花だ。
雑草記-アキノキリンソウ01
雑草記-アキノキリンソウ02
  • 2008.09.15 | 
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もう花も終わる頃

雑草記25. ミヤマアカバナ 北海道や本州の中部地方以北に分布している多年草。 山麓や野原の水湿地や、深山の渓流沿いなどで生育している。 「深山赤花」と書き、深山に生育する『赤花」の意。 アカバナ科アカバナ属であるが花は赤いわけではなく、淡紅色。 茎の上部の葉の脇から花柄を出し、小さな花をつける。 雌しべの柱頭がこん棒状で愛らしい。 花期は7~8月なのでもう終わる頃。本家の『アカバナ」よりは短い。 夏にキャンプに行った湖畔へ流れ込む小川の近くに小さな群れをなして咲いていた。 目立たないが意外と可愛らしい花をつけていた。
雑草記-ミヤマアカバナ01
雑草記-ミヤマアカバナ02
  • 2008.09.05 | 
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へそ曲がりな訳ではないだろうが・・・

雑草記24. ネジバナ なんとも不思議な草花である。 日本全土および樺太、千島、朝鮮、中国、ヒマラヤまで分布する多年草。 陽当りのよい野原の芝地、田の畦、芝生などで生育する。 ラン科のネジバナ属であるが、これもなぜラン科なのかと思う草花である。 一般的な『蘭」のイメージからはほど遠い。 花期は4月~9月。小さなピンク色の花が20個以上螺旋状について咲く。 見た通りの名前『捩花」とかく。別名で「捩摺」とも呼ばれるらしいが、この名前の由来はよくわからない。 なぜ、ねじれて花がつくのか?花がみな一方向に向けば茎が傾くのでねじれて花がつくとの説もあるらしい。 学名は「Spiranthes sinensis var. amoena 」で、『愛すべき中国のネジバナ属」の意。 「Spiranthes 」は、ギリシャ語の「speira(螺旋)+anthos(花)」、「sinensis 」は「中国の」を 意味している。 芝地とかに群生する事があるらしいが、近所の公園では道の側の土の部分にポツリ、ポツリと咲いていた。
雑草記-ネジバナ01
雑草記-ネジバナ02
  • 2008.09.04 | 
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