黄色い虫のような・・・

雑草記30. ミヤコグサ 道端や芝地、荒れ地にまで生育している。 その他にも海辺の草地にも好んで生えるらしい。 これは海辺の砂浜のはずれで見かけた。 日本各地から中国、ヒマラヤにも生育する多年草である。 麦類の栽培と共に渡来した史前帰化植物であるとされている。 小さな蝶形の色鮮やかな黄色い花をつける。 独特の花の形をしていて、一度見たら心に残る花だろう。 非常に数の多いマメ科の植物で豆果も付ける。 豆果は食用と言うほどのものではないが、 花がつくまでの若苗は、細かく切り、油で炒めなどで食用にもなるようだ。 花期は長く、春から秋まで花を付け続ける。 名前の由来は諸説あるようだが、京都市の東山に多く自生していたことから「ミヤコグサ(都草)」と付いたとする説や、漢名の「脈根草(みゃくこんぐさ)」が転訛したと言う説もあるが定かではない。 また、花の形が烏帽子(えぼし)に似ていることから「エボシグサ」と呼ばれたりもする。 この「ミヤコグサ」小さいながらに、マメ科植物の分子遺伝学解析の世界で脚光を浴びているらしく、検索していていくつかの難しい研究者達のサイトに行き着いた。 余談ではあるが、先に書いた「烏帽子(エボシ)」は、ご存知の方も多いだろうが、「昔、公家や武人がかぶった一種の帽子」で、朝廷の人がかぶっている縦にのびた黒い帽子である。
雑草記-ミヤコグサ01
雑草記-ミヤコグサ02
  • 2008.09.30 | 
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かわいい鬼。

雑草記29. オニタビラコ こんな可愛い花をつけるのに「鬼田平子」。 というのも、これに似た「コオニタビラコ(小鬼田平子)」という草があり、 これよりもひとまわり大きいので「鬼(大きいの意)」なのである。 この「タビラコ(田平子)」は、田の表面にロゼット状に平たくはりついている形を述べた名である。 花期は5月~10月と長い。道端や庭の隅などによくみかける。 ちょっと「タンポポ」を想わせる葉や、花の形をしている。同じキク科である。 葉はロゼット状に生え、ひょろっと伸びた20~30㎝の茎の先に小さな菊のような黄色い花を咲かせる。 花が終わると「タンポポ」のように冠毛のある種子をつける。 この草に日本的な感じを受けていたのだが、以外や以外日本全国のみならず、世界に広く分布しているらしい。ヤギや鶏などの家畜の餌にも利用されるらしい。 先程名前の出た「コオニタビラコ」。実はこれが春の七草の「仏の座」のこと。 黄色い花が車座に咲き、仏様の座のようなので名付けられたようだ。 草について見ていると、「ロゼット」というのがよく出てくる。 これは「根生葉(こんせいよう)」のこと。 「根生葉(こんせいよう)」:根から束生したように見える葉。極めて短い茎に多数の葉が地に接して着く。
雑草記-鬼田平子01
雑草記-鬼田平子02
  • 2008.09.26 | 
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クマが心配・・・

近くに遊歩道でつながる公園がいくつかある。 久しぶりに晴天に恵まれたのでフラフラと歩いてみた。 その公園や遊歩道には多くの樹木が植えられている。 中に落葉広葉樹が多くあり、この季節にはどんぐりを実らせる木々も多い。 どんぐりの定義は・・・クヌギ・カシワ・コナラ・カシなどのブナ科植物の実である。 秋になると野生動物のえさとなり、多くの動物達がこれらを食し冬にそなえる。 一昨年は少なかったが、昨年は非常にたくさんの実がなっていた。 一昨年はクマなどが里へ下りて来て人間と鉢合わせて傷つけてしまう事件が非常に多かった。が、昨年は比較的そういう事件も少なかったような気がする。 今年はというと・・・非常に実が少ない。 夏の終わりに雨が多かったせいか、一昨年以上に少なく感じる。 山から下りて来てしまい人間と鉢合わせしてしまうクマもかわいそうだし、里山に住む人々にとっても危険である。 極端に年により実の出来方が違うのはやはり地球温暖化などと関係があるのだろうか。 日々の生活、建築の設計を通して少しでも環境の悪化に歯止めがかけられるように心がけたいものである。
雑草記-クリとグラ
  • 2008.09.25 | 
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モビールの様な・・・

雑草記28. ツリフネソウ これも「那須のアトリエ」の庭に咲いていた。 北海道から九州まで広く分布する1年草 名前の由来は見ての通り、花の形とつき方が帆掛け船を吊り下げたようなので「釣船草」 花の「船」部分の後ろの方へ突出た部分は渦を巻いている。この部分を「距(きょ)」というらしいが、ここに蜜を貯めている。 茎がやや赤味を帯び、節が膨らんでいる。葉は菱形の楕円型で先は尖り縁には鋸歯がある。 ツリフネソウ科のツリフネソウ属。聞き慣れない科名だが「ホウセンカ」も このツリフネソウ科である。 この草花は庭のところどころに群生していた。 花の形は捉えにくく、花びらはシワシワであまり綺麗に見えないが、 よく見ると上から吊られるように花がつき、とても面白い形をしていた。 昔よく見た「モビール」を思い出した。
雑草記-ツリフネソウ01
雑草記-ツリフネソウ02
雑草記-ツリフネソウ03
  • 2008.09.22 | 
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毒でもありそうな・・・

雑草記27 ホトトギス 鳥と同じ名前を持つ植物はいくつかあるが、これもそのひとつ。 和名は「杜鵑」で「ホトトギス」と読み、鳥の「不如帰」とは異なるが花被片にある斑点をホトトギスの胸にある斑点になぞらえてつけられたということらしい。 「ユリ科ホトトギス属」で、日本には12種分布し、うち10種は日本の固有者とのこと。 かなり特徴的な花の形と色をしていて「ユリ科」とは思えないし、毒々しささえ感じてしまう。 雑草を調べていると非常に外来種が多い中で久しぶりに見る在来種のような気がする。 産地の半日陰や湿り気のある崖などに生える多年草らしいが、これは以前設計した「那須のアトリエ」という写真家の別荘にこの連休中に遊びに行かせてもらったおりに自然のままにしている庭で見かけた。 湿気の多いところではあるが、平地の陽当たりのいいところだったので咲いていた。 花期は8月~10月、北(西南部)、本州(関東以西)、四国、九州の 山地で生育する。
雑草記-ホトトギス01
雑草記-ホトトギス02
  • 2008.09.17 | 
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