最近みかけないコンペイ糖のような・・・

雑草記32. ヒメツルソバ 事務所のある建物のアプローチの砂利の中にいつのまにか咲いていた。 最初、夏過ぎに雑草を抜いている時に見掛けた。 少し特徴のある葉をしていたので気になって抜かずに放っておいたのだ。 すぐ横のエアコンの屋外機のドレンからの排水が流れ落ちる辺り。 よほど案配がいいのだろう、いつの間にか群生し花をつけていた。 この草花、明治中期に渡来した外来種という事だ。 元々はインド北部のヒマラヤ原産らしく、「半耐寒性多年草」とある。 そりゃ、ヒマラヤから来たのであれば寒さにも強かろう。 日本の冬越えなんてお茶の子さいさいだろう。 日本に来て100年以上になるらしい。 もうすっかり日本の草花として根づいている。 和名の「ひめつるそば」は、「姫蔓蕎麦」と書く。 名前の由来はわからないが、英名はわかりやすい! 「Pink-head knotweed」 ピンクの頭の一塊の雑草。まさに見た通りである。 コンペイ糖のような小さな丸い花、葉には黒斑がV字に入っているのが特徴で、秋には紅葉する。 元は園芸植物らしいが、野生の状態であちらこちらに見られる。 それこそ、敷地と道路の縁石との1センチ程度の隙間にすら茂っている事もある。 地面を這うように広がり、小さいながら生命力は旺盛なようだ。 花もほぼ一年中咲かせているようだ。 ことわざの「蓼(たで)食う虫も好き好き」に出てくるタデ科の植物だ。 「タデの辛い葉を食う虫もあるように、人の好みはさまざまである」という意味で、 この言葉にあるように、とても食べられるような草ではないらしい。
雑草記-ヒメツルソバ01
雑草記-ヒメツルソバ02
  • 2008.10.24 | 
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昔は生活にとけ込んでいたけれど・・・

雑草記31 ツユクサ もうすぐ10月もおわり。今年も残すところあと2ヶ月になろうとしている。 そろそろ雑草の種類も減ってきて冬の到来を予感させる。 この季節に咲いている草花は春、夏に比べ花は小ぶりで可愛らしく、落着いた感じのモノが多く見られる気がする。 ツユクサ。 どこででも見られる1年草。生育地は日本全土におよぶ。 だれでもどこかで目にしているであろう。 少し湿りっ気のある空き地や道端に生育していることが多い。 この草花は特に秋のものではなく、6月頃から10月末頃まで咲いている。 「ツユクサ」は、「梅雨草」ではなく、「露草」と書く。 「梅雨」の時期にはまだ開花はしていない。 「露を帯びた草」の名のように、朝露を受けて咲き始め、午後になると花をしぼませてしまう。 良く見ると花の形は独特で、3枚の花ビラ(細かく言うと他に3枚あるのだが)は2枚が青く大きく、1枚が白く小さい。 雄しべも面白い。2本の長い雄しべと、3本の黄色く短い雄しべと、1本の黄色く少し長い雄しべの6本があり、この青く可憐な花を形作っている。 沢山の別名を持つ花でもある。 「藍花」「青花」(綺麗な青い花で布を染めた) 「移草(うつしぐさ)」「月草」(青い花で紙など絵おつき染めたから) 「蛍草」(蛍を飼う時に籠にいれたから)等々 生活との係わりあい方から来た名がいろいろとあり、生活の近くにある雑草である。 ツユクサ科のツユクサ属。学名も「Commelina communis」(普通のツユクサ属)で、まさに、「ツユクサ」である。
雑草記-ツユクサ01
雑草記-ツユクサ02
  • 2008.10.22 | 
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黄色い虫のような・・・

雑草記30. ミヤコグサ 道端や芝地、荒れ地にまで生育している。 その他にも海辺の草地にも好んで生えるらしい。 これは海辺の砂浜のはずれで見かけた。 日本各地から中国、ヒマラヤにも生育する多年草である。 麦類の栽培と共に渡来した史前帰化植物であるとされている。 小さな蝶形の色鮮やかな黄色い花をつける。 独特の花の形をしていて、一度見たら心に残る花だろう。 非常に数の多いマメ科の植物で豆果も付ける。 豆果は食用と言うほどのものではないが、 花がつくまでの若苗は、細かく切り、油で炒めなどで食用にもなるようだ。 花期は長く、春から秋まで花を付け続ける。 名前の由来は諸説あるようだが、京都市の東山に多く自生していたことから「ミヤコグサ(都草)」と付いたとする説や、漢名の「脈根草(みゃくこんぐさ)」が転訛したと言う説もあるが定かではない。 また、花の形が烏帽子(えぼし)に似ていることから「エボシグサ」と呼ばれたりもする。 この「ミヤコグサ」小さいながらに、マメ科植物の分子遺伝学解析の世界で脚光を浴びているらしく、検索していていくつかの難しい研究者達のサイトに行き着いた。 余談ではあるが、先に書いた「烏帽子(エボシ)」は、ご存知の方も多いだろうが、「昔、公家や武人がかぶった一種の帽子」で、朝廷の人がかぶっている縦にのびた黒い帽子である。
雑草記-ミヤコグサ01
雑草記-ミヤコグサ02
  • 2008.09.30 | 
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かわいい鬼。

雑草記29. オニタビラコ こんな可愛い花をつけるのに「鬼田平子」。 というのも、これに似た「コオニタビラコ(小鬼田平子)」という草があり、 これよりもひとまわり大きいので「鬼(大きいの意)」なのである。 この「タビラコ(田平子)」は、田の表面にロゼット状に平たくはりついている形を述べた名である。 花期は5月~10月と長い。道端や庭の隅などによくみかける。 ちょっと「タンポポ」を想わせる葉や、花の形をしている。同じキク科である。 葉はロゼット状に生え、ひょろっと伸びた20~30㎝の茎の先に小さな菊のような黄色い花を咲かせる。 花が終わると「タンポポ」のように冠毛のある種子をつける。 この草に日本的な感じを受けていたのだが、以外や以外日本全国のみならず、世界に広く分布しているらしい。ヤギや鶏などの家畜の餌にも利用されるらしい。 先程名前の出た「コオニタビラコ」。実はこれが春の七草の「仏の座」のこと。 黄色い花が車座に咲き、仏様の座のようなので名付けられたようだ。 草について見ていると、「ロゼット」というのがよく出てくる。 これは「根生葉(こんせいよう)」のこと。 「根生葉(こんせいよう)」:根から束生したように見える葉。極めて短い茎に多数の葉が地に接して着く。
雑草記-鬼田平子01
雑草記-鬼田平子02
  • 2008.09.26 | 
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クマが心配・・・

近くに遊歩道でつながる公園がいくつかある。 久しぶりに晴天に恵まれたのでフラフラと歩いてみた。 その公園や遊歩道には多くの樹木が植えられている。 中に落葉広葉樹が多くあり、この季節にはどんぐりを実らせる木々も多い。 どんぐりの定義は・・・クヌギ・カシワ・コナラ・カシなどのブナ科植物の実である。 秋になると野生動物のえさとなり、多くの動物達がこれらを食し冬にそなえる。 一昨年は少なかったが、昨年は非常にたくさんの実がなっていた。 一昨年はクマなどが里へ下りて来て人間と鉢合わせて傷つけてしまう事件が非常に多かった。が、昨年は比較的そういう事件も少なかったような気がする。 今年はというと・・・非常に実が少ない。 夏の終わりに雨が多かったせいか、一昨年以上に少なく感じる。 山から下りて来てしまい人間と鉢合わせしてしまうクマもかわいそうだし、里山に住む人々にとっても危険である。 極端に年により実の出来方が違うのはやはり地球温暖化などと関係があるのだろうか。 日々の生活、建築の設計を通して少しでも環境の悪化に歯止めがかけられるように心がけたいものである。
雑草記-クリとグラ
  • 2008.09.25 | 
  • カテゴリー:環境