野に咲く金の鈴

雑草記-コキンレイカ01
雑草記-コキンレイカ02
雑草記15 野反湖 コキンレイカ 近畿地方以北に分布する多年草。 乾燥した岩場や尾根筋などで生育する。 漢字では「小金鈴花」と書く。 小さな金色の鈴のような花・・・いう意味だろうか。よく姿をいい現している名前である。 「オミナエシ」に非常に似ているため、「ハクサンオミナエシ(白山女郎花)とも呼ばれる。 他に「コキンレイカ」と似ているのが「キンレイカ(金鈴花)」。 どれもオミナエシ科オミナエシ属である。 それぞれの見分けは花冠の基部にある『距」(花びらや萼の付け根にある突起部分。内部に蜜腺を持つ部分)によって出来るらしい。 『オミナエシ」にはこの『距」がなく、『キンレイカ」はこの『距」が2~3mmほどある。 「コキンレイカ」はこの『距」は非常に短い。 また、おもに「コキンレイカ」は日本海側に分布の中心があり、『キンレイカ」は太平洋側に分布し、 棲み分けがあるらしい。 花期は7~8月で丁度花の盛りの時期だったようだ。 小さく目立たないが、整った綺麗な花だった。