雑草記03. ハキダメギク
これは、那須高原にある女流彫刻家のニキ・ド・サンファルの作品のみを展示する
「ニキ美術館」(https://www.niki-museum.jp)のエントランス付近でみかけた非常の小さな可憐な花を付けた草。
早速写真を撮って帰り図鑑を探して見ると・・・あった・・・が・・・
「ハキダメギク」?「掃溜菊」とある。
そう、可憐だと思ったものの名が「掃溜菊」であった。
調べてみると・・・
熱帯アメリカ原産の帰化植物。6月ごろから10月位まで直径5mmほどの小さな頭花を咲かせる。
舌状花は5つ。先端が3裂している。
形は何かのマークにもなりそうなくらい整った形をしている。なのにこの名前である。
「掃溜」今でいう「共同ゴミ集積所」である。
大正時代に牧野富太郎氏が「掃溜」でこの花を見付けて「掃溜菊」と名づけたという。
この草はごみ捨て場などの有機物が捨てられるような窒素分の多い場所に生育していることが多い。
生態的にはまさに「掃溜菊」なのである。
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