雑草記04 シロツメクサ
「シロツメクサ」というよりは、「クローバー」という方がなじみ深いかもしれない。
平地やそこいらの道端などで普通にみられる多年草。
もともとは、ヨーロッパ原産の代表的な牧草で、いまでは世界中に広く帰化している。
「白詰草」と書く。白い詰め草。
日本に渡来したのは、16世紀後半で、オランダからガラス器を送る際に花を乾燥させて
緩衝材として詰められて持ち込まれた。
その種子が発芽したので「詰草」と呼ばれる。
アイルランドの国の象徴でもある。
花期は長く、5月頃から10月頃まで咲いている。
マメ科のシャジクソウ属。
「シャジクソウ」ってどんな草だろう。そのうちに調べてみよう。
葉は普通3小葉からなるが、まれに4枚のモノがあり、「四つ葉のクローバー」として幸せを連れてくる。
実は4枚だけでなく、5枚、6枚と付ける事もある。
「四つ葉のクローバー」の形が十字架ににているので幸せの象徴になったようだ。
この「シロツメクサ」も夜になると葉を閉じるらしい。
花は小さな白い花が集まって頭花をつくっている。
ミツバチに受粉を手伝ってもらい、蜜を提供する。
繁殖力は旺盛で、庭の芝をモノともせずに広がっている。
かなり根を地中深く張り巡らし、茎は地表を這うように広がって
幾重にも重なり合っている。
そのため取り去るのも一苦労。
可愛らしい花だと思って油断していると、あとが大変。
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