雑草記42 イブキトラノオ
さすがにこれは近所の草原ではみかけません。
北海道から九州の山地や高原の陽当たりの良い草地に生える多年草。
葉が2種類生えている。
根元から出ている葉(根生葉)は長い葉柄があり卵状長楕円形。
もうひとつは茎に生えている葉がありこちらは細長く、柄も短い。
花穂は長く直立した茎の先に3~8cmの細長い「虎の尾」のよう。
花穂を構成する萼(がく)は深く5裂し、3~4mmくらいで淡紅色か白色。
花弁はない。
この花穂の構成は以前書いた「ワレモコウ」と似ている。
これはタデ科タデ属。以前書いた「ミゾソバ」「ヒメツルソバ」「オオケタデ」と同科同属。
花期は7月から9月なので夏休みに高原に出掛けられる方は目にすることもあるかも。
和名は花穂が「虎の尾」に似ていて、滋賀県伊吹山に多いことに由来する。
でも虎ってしっぽも黄色と黒のシマシマじゃなかったでしたっけ?
それともホワイトタイガーが日本にも生息していたとか・・・
でもホワイトタイガーも白と黒のシマシマですが・・・
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