春と姫

雑草記53. ハルジオンとヒメジオン いわゆる「雑草」の代表のように、道端や道路の中央分離帯などでもよく見かける。 この画像には2種「ハルジオン」と「ヒメジオン」が映っている。 でも全然見分けがつかない。
雑草記-ハル/ヒメ01
どちらも北アメリカ原産の帰化植物。 春に咲くのが「ハルジオン」。漢字で書くと「春紫苑」。 花期は4月の初めから5月の末頃まで。 その後に咲くのが「ヒメジオン」。漢字では「姫紫苑」と書きたいところだが 同名の別の植物があったので「姫女苑」。 花期は6月の初めから8月の中旬頃まで。 なので4月から8月まで同じ花がずっと咲いているようだが実は2種類の花が引き続き咲いているのだ。 この画像は6月の頭に撮ったのでまだ引き継ぎの最中と言った感じか。 これは「ハルジオン」。 つぼみが少し下向き加減。花の部分がソフトな感じ。 葉が茎を巻くようにつく。茎が空洞(これが一番顕著な違いだが外見ではわからない)。
雑草記-ハル/ヒメ02
雑草記-ハル/ヒメ03
で、こっちが「ヒメジオン」。 つぼみが上を向いてついている事が多い。花がピーンとしている。 葉が茎を巻かずストレートについている。茎が詰まっている。
雑草記-ハル/ヒメ04
雑草記-ハル/ヒメ05
とはいっても全然違いはわかりません。 なぜこんな微妙な違いなんだろう? いっそ、もっとはっきりと違うとか、咲く場所が違うとかすればいいのに。 本人達にとっては大きな違いなのだろうか・・・