雑草記54. フタリシズカ
東京都内唯一の日本百名山の雲取山。
その登山道でみかけた。
北海道から九州に分布する多年草。
茎の上部に対生した葉が2、3対ほどつき、その中心に花穂を立てている。
この花穂が2本のことが多いので「二人静」。
この「静」は静御前を指し、義経を恋う静御前とその亡霊の舞姿にたとえているらしい。
小さな白い花を点々とつける。
この花は花弁はなく3つに分かれた雄しべが丸く子房にくっついている。
科名はセンリョウ科(千両科)センリョウ属
花期は4~6月なのでもう終わりに近かったのかもしれない。
群生することも多いらしいが登山道でぽつぽつとしか見かけなかった。
「二人」があるので、お仲間で「一人静」というのもある。
こちらは花期が4~5月なので見ることはなかった。
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