雑草記20 仏の座(ホトケノザ)
ヒメオドリコソウの親戚で、花の感じも似ている。
この名前を見て「春の七草」を思い浮かべている方も多いかも知れない。
でも、これは食用ではないのでです。
かの有名な「春の七草」の「ほとけのざ」は、キク科の「コオニタビラコ」の事らしい。
なぜこんなややこしい事が起こっているのかはわからないのだが・・・
で、この「ホトケノザ」、しそ科のオドリコソウ属。ヒメオドリコソウと同じである。
これも帰化植物。ヨーロッパや北アフリカから来ている。
雑草の中にはこういった帰化植物なるものが非常に多い。
そして、いつのまにか日本に定着して日本の風景に溶け込んでしまう。
半円形の葉が茎を取り囲んでいる様子を、仏様の座している「蓮華座」に見立ててこの名がある。
日本らしいおくゆかしい名前である。
この草、別名「三界草」(さんかいくさ)とも呼ばれている。葉が三段につく事に由来しているらしい。
この草も道端に普通に生えている。
芽生えは秋。この秋にも花を咲かせる事もあるらしいが、主には早春から6月頃まで。
うちの近所の道端には非常によく見受けられる。
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