雑草記36. トウダイグサ
北海道を除く日本全土に分布する越年草。
繁殖域は、北半球に広く分布してる。
道端や畑の片隅などにもよくみられる。
私は公園の草地の一角に群生しているのをみかけた。
一見して、どれが花なのかよくわからない。
広がった葉の上の壺のようなもの。これが花らしい。
この中に雄しべと雌しべが入っている。
花弁も萼片(がくへん)もない。
この壺状の縁から蜜をだし、虫を呼び寄せているらしい。
茎を切ると乳白色の汁が出てくる。
これは有毒で、かぶれるらしいので注意。
「灯台草」、「燈台草」。
形が皿に菜種油を入れた灯明を置いた昔の燈火の台に似ている事からこの名がある。
海辺に建つ「灯台」のではない。
トウダイグサ科のトウダイグサ属。
すごく特殊な科・属かと思ったら、この科・属に属するものが10種近くあった。
花期は4月~6月
最近園芸店で鉢植えを置いているのをみかけた。
高さも20~30cmあり、特徴的でさりげない感じの「草」なので好む人はいるかも知れない。
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