雑草記37. オランダミミナグサ
これまた帰化植物。原産はヨーロッパ。
日本全土でみられる。
明治の頃、牧野富太郎により、横浜で確認されている。
道端でよくみかける越年性の一年草。
写真のモノは、道路の縁石と石積みのわずかな隙間に生え、白く可愛らしい花を開いていた。
花期は4月から5月。
茎が途中で2裂し、花弁は5枚で先端が浅く2裂している。
全体に軟毛と腺毛が生えている。
ナデシコ科のミミナグサ属で、在来種に「ミミナグサ」があるが、これはかなり数が減ってきているようだ。
「オランダミミナグサ」小花柄が短く、ほとんど茎に接して咲くき、茎などがあまり紫ががらないので「ミミナグサ」とは区別出来る。
「和蘭耳菜草」。ヨーロッパから来た「耳菜草」ということだろうか。
葉の形がネズミの耳に似ていて、食用にもなることからこの名がある。
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