気になってはいた。
越後妻有アートトリエンナーレ。
2000年にはじまったこのイベント、当初オランダの新進気鋭のMVRDV(建築家集団)の
日本でのはじめての建物やジェームズ・タレルの作品などが話題になっていて
その存在は知ってはいたが「越後妻有」というなじみのない土地とその遠さから
積極的に見に行くことを考えることはなかった。
その後、2003年、2007年とキャンプでこの芸術祭のエリア内の津南へキャンプに出掛ける機会はあった。
2003年は2回目の開催年であったが、時期がずれていたこともあり
道端のサインや常設の施設を目にする程度で終わっていた。
今年が4回目の開催年だった。
友人のカメラマンが最初の年に仕事で係わっていたことと、そのカメラマンが今年の夏に
またそれに係わり行って来た話を聞き、展示の中の建築的なモノが非常に面白かったと聞いて
話が盛り上がり、今年はこの秋にも「大地の芸術祭 秋版」としても
開催されるとのことだったので行って来た。
メインの夏ではなかったので展示はかなり縮小されていた。
特に古民家を利用した展示は減っていたが気になっていた作品はかなり残っていた。
前回友人O氏は1泊2日で全然見切れなかったというので今回は2泊3日で。
こっちを早朝に出て朝から精力的に巡った。まさにスタンプラリー状態で
行く先々でスタンプを押した。
展示も面白いモノが多くあり楽しめた。
今回は利用出来なかったが古民家を使った展示の中には体験的に宿泊出来る施設もある。
予約がいっぱいでなかなか泊まれない状態が続いていると言う。
それでも1泊は廃校になった小学校を利用し宿泊施設とし、アートを散りばめた
「かたくりの宿」に泊まった。
廃校を利用した宿泊施設なのであまり期待はしていなかったが
内部は綺麗にコンバージョンされ温泉もあり、食事もおいしく、器まで気を使われていて
想像以上に満足出来た。
もう1泊は松之山温泉。こちらも温泉に料理に十分満足の行くものだった。
秋山郷 かたくりの宿と「Melting Wall」
松之山温泉 温泉街の入口の「渓谷の燈篭」
一級建築事務所
ユー・ジー・ユー・アーキテクツ