雑草記06-野反湖 ヨツバヒヨドリ
「四葉鵯」と書く。ヒヨドリがどういう鳥だかは、わかっていない。
ヒヨドリの渡ってくる頃に咲き、葉が4枚輪生するとこらからこの名がついたという。
しかし実際には葉は3~5枚輪生するので必ずしも4枚ではない。
草木の名前にはこういったように、即物的についたものと、
「オトギリソウ」のようにその性質から派生してつくものとがあるようだ。
高山の陽当りのいいところに咲く1mほどの多年草でヒヨドリバナの変種とされてる。
淡紅紫色の小花をたくさんつけ、群生する。
茎の色が赤いものと緑のものがあるらしいが、野反湖で見た「四葉鵯」は、いすれも茎は赤かった。
キク科のフジバカマ属で同属の「ヒヨドリバナ」「フジバカマ」とは非常に見分けがつきにくいらしいが、それぞれ葉に特徴があり。
フジバカマは3つに深く裂けている。ヒヨドリバナは葉が裂けておらず対生する。
花期は7月から9月。夏の花である。
キク科の草花は非常に多い。その中の「属」も多種にわたる。
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